「とやま深層水フォーラム2004」を、2月12日（木）東京の赤坂プリンスホテル、五色の間において、富山県と共催で開催いたしました。今回は、富山県の「企業立地セミナー」「いきいき富山パフォーラム」と一緒に開催し、約100名の企業関係者に参加いただきました。
　3回目となる今回のフォーラムは、「富山湾深層水の可能性を探る」と題して、富山湾深層水を活用した利用研究、商品開発、技術開発の3分野からそれぞれ講師を迎え講演していただきました。
　利用研究の分野では、富山県衛生研究所化学部長の松永明信さんに「富山県における海洋深層水利用研究の現状」と題して、健康増進、バイオ、食品・農林業分野など、平成8年から富山県が取り組んでいる非水産分野における研究の成果、進捗状況等について講演していただきました。
　商品開発の分野では、アサヒビール株式会社技術開発部課長補佐の伊藤隆さんに「海洋深層水を用いた発泡酒の開発」と題して、昨年夏発売されヒット商品となった「アサヒ本生アクアブルー」を開発するまでのプロセス、苦労話等について講演していただきました。
　技術開発の分野では、新日本製鐵株式会社環境・水ソリューション事業部部長代理の木村春男さんに「逆浸透膜法による濃縮深層水の効率的製造技術の開発」と題して、富山県滑川市で（独）新エネルギー・産業技術総合開発機構が中心となって実験している深層水の研究成果の一部について講演していただきました。
　フォーラム終了後、隣のパフォーラム会場では、富山湾深層水の関連商品やパネル展示を行うとともに、深層水仕込みの清酒や蒲鉾などの試飲試食コーナーを設け、富山湾深層水のPRを行いました。